フェアレディZ Z31のフロント周りを鈑金修理しましたので、ご紹介いたします。
オーナー様は、こちらのZ31をとても大切にお乗りで、今回はフロントバンパーにある飛び石キズなどの修理と、今後のキズ予防のためにプロテクションフィルム施工をご依頼いただきました。
フロントバンパーを外しました。
細かな飛び石キズの他に、擦り傷や小さな割れなどがあります。
接着剤でとめられていたバンパーとリップスポイラーを2つに分離しました。
キズのある個所を研磨していきます。
今まで塗られた塗料の層が年輪のように出てきました。
今後のメンテナンス性向上のため、ボルト止めできるように加工します。
薄くパテを塗って、表面を丁寧に均していきます。
サフェーサーを塗布、表面を研磨して下地処理が完了です。
塗装する色を調色します。 ボディカラーに近い色を数パターン作成し、塗り板と現車のパネル部分とを比べながら、塗料の配合を調整し、現状のボディーに近い塗料を作ります。
塗装ブースで、バンパーカバーはボディ同色に、リップスポイラーは艶消しブラックに塗装します。
塗装後の表面を均します。
車両への組付け完了後、プロテクションフィルムの行程へ移ります。
今回塗装したフロントバンパーにプロテクションフィルムを貼っていきます。
さすがに30年以上前のZ31のプレカットデータ(車種ごとに裁断されたフィルム)は無かったので、サイズを測ってカットします。
一般的には超高級車への需要が高いプロテクションフィルムですが、大切に乗り続けたい旧車にも、プロテクションフィルムの重要性を感じますね。
お仕事をいただき、ありがとうございました。