
今回は、ホンダ シビック Type-R(FD2)のカナードを3Dプリンターでワンオフ製作させていただきましたので、ご紹介いたします。
サーキット仕様のワイドなタイヤを装着するFD2。
下方に絞り込まれたフロントバンパーからはみ出したタイヤに当たる空気はタイヤハウス内へ巻き込まれ、クルマを押し上げる作用をします。 そこで、タイヤハウス内への空気の侵入を防ぎ、積極的に外へ引き出すカナードを製作することが、今回のオーダーです。
先ず、3Dスキャンで読み取ったフロントバンパーに、カナードのデザインをPC上で考えます。
どうればタイヤに当たる空気が綺麗に流せるか、に焦点を当てて空気の流れる線をスケッチします。
タイヤを覆うフェンダーアーチとホイール横に乱流を生み出すカナードのふたつの機能をもったパーツとなります。
スケッチした線を繋ぎ合わせ、面を作ります。
機能の根幹が完成したら、これをどうすれば車に違和感なく付けられるかのデザインを行います。
コンピュータ上でのプロトタイプが完成しました。
各部の微修正を重ね、各部のR付けや取付に必要な接着面などのディテールを仕上げます。
あるなしの比較です。
真上や後ろからもディテールに問題がないかを確認して出力します。
今回は純正リップスポイラーのサイドエンドラインから延長する形で造形しました。
3Dプリンターで製作したカナード。
取付後。 隙間無く、きっちり接合されています。 現車をスキャンして製作しているので「個体差」がありませんので、現物を削ったり、パテで盛ったりする調整作業がほとんど必要ありません。
違和感のないデザインで、しっかりタイヤを隠せています。 このカナードに当たった空気はサイドに流れ、タイヤハウス内の空気を引っ張り出し、ダウンフォースを生むという仕組みになっています。
お客様からのご要望に対して、機能面はもちろんですが、デザイン性も重視して対応しています。
RIPでは、カナード以外にも各種エアロパーツやフェンダーダクトなど、様々なパーツを3Dプリンターで製作可能です。
お気軽にお問い合わせください。
お仕事をいただき、ありがとうございました。