サーキット仕様のアバルト695 セッタンタアニヴェルサーリオに、ステアリングコラムエクステンダーを特注製作させていただきました。
以前、DDMのステアリングコラムエクステンダーを装着させて頂き、50mm延長したのですが、シートを純正からRECAROスポーツスターへ変更したところ、背中の位置が若干後ろへ移動したため、ステアリングコラムを更に延長する必要が出てきました。
ステアリングコラムエクステンダーを装着はこちら
既製品では対応できないため、弊社CADチームと地元の金属加工業者様の力を合わせて、特注品を製作させていただきました。
今回は3Dに拘らず2Dで設計図を制作させていただきました。
3次元マシニングセンタでは無く、NCフライス加工機で製作可能なデザインとする事でコストカットしています。
見えない場所なので、見た目はシンプルにしつつ、充分な強度を確保できるデザインとし、オーナー様が本当に必要としている物を作り出しています。
ステアリング1個分手前にというオーダーでしたので、まず3Dプリンターでモックアップを作成しました。
仮合わせをして、動作に問題がないか確認をしました。
出来上がったステアリングコラムエクステンダーを取り付けます。
正しい姿勢のドライビングは、サーキット走行においては非常に重要です。
シートのクッションをカスタマイズしたり、ニーパッドやヒールプレートを製作したり、様々な方法で運転姿勢の改善ができますので、ご興味のある方はお気軽にご相談下さいませ。
特注エクステンダーの装着状態です。
ドライビングポジションが改善され、操縦性が高まり、更なるラップタイムの向上も見込めるようになりました。
3Dプリンターだけでなく、機械工作品にも詳しいエンジニアがおりますので、お気軽にお客様の「作りたい!」を相談ください!
お仕事をいただき、ありがとうございました。