RIP広報の原です。
キャンピングカーに家庭用エアコンを取り付けさせていただきましたので、ご紹介いたします。
今回ご依頼をいただきました車両は、トヨタ カムロードがベースとなっているコルドバンクスです。
熱帯夜の増加している昨今、サービスエリアや道の駅など、平地での車中泊では、エアコンなしでは耐えられないですものね…。
温暖化の影響もあり、キャンピングカーに家庭用エアコンを設置されるケースが増えているようです。
広い室内空間を持つキャンピングカーですので、室内機の設置は比較的スムーズに作業が進みます。
配管・配線は、見えないよう壁の中に通していきます。
家庭用エアコンの室外機は、やはり大きくて重い。 この取り付けの位置と方法をどうするかが一番の難問です。
検討の結果、リアオーバーハングの外部収納庫を丸々カットし、そのスペースに室外機を取り付けることになりました。
室外機を車体に取り付けるための収納ケースを製作していきます。
段ボールでひな形を作成し、それを元にFRPを重ねて貼って収納ケースを作成。
収納ケースの仮合わせ。
空間をギリギリまで使っていますが、きっちり採寸したのでピタリと収まりました。
ケースを黒く塗って、排気用の穴やホースを通すを穴を開けます。
実際に取り付けます。 アングル材で製作したステーでフレームとガッチリ固定。
室外機の表面は、扉から一部はみ出すので、化粧プレートで隠します。
見た目もスッキリ。 この中に室外機が入っているとは思えません。
家庭用エアコンは長時間の停車時のみのご使用を前提としており、使用時はこのように扉を開けて室外機から排熱していただきます。家庭用エアコンの電源は走行中に充電したバッテリー内の電気を利用します。
室内機も綺麗に取り付けられました。
これで、熱帯夜の車中泊も快適にお過ごしいただけるかと思います。
お仕事をいただき、ありがとうございました。