RIP広報の原です。
アバルト124スパイダーにモニターカバーを3Dプリンターで製作させていただきましたので、ご紹介いたします。
サーキット走行でGarmin Catalyst(カタリスト)を使用されている124スパイダーオーナー様より、
カタリスト本体の装着位置を改善したいとのリクエストを頂戴いたしました。
カタリストは、サーキット走行のラップデータはもちろん、走行時の動画やライン取りなどを記録し、改善点をすぐに確認できるラップモニターです。
代表の土肥も使用しており、非常に使いやすく、サーキット走行では重宝しているアイテムです。
https://www.garmin.co.jp/minisite/catalyst/
カタリストの詳細はこちら↑
カタリストなど、こうしたデバイスはウインドシールドに吸盤で取り付ける方法が一般的ですが、124スパイダーの場合、助手席のこんな位置になってしまいます。 視界を遮る上、4点シートベルト装着状態では、モニターの操作をすることもできません。 そこで、サーキット走行時のみナビモニターの位置にカタリストを装着できる部品を製作いたします。
純正ナビモニターを3Dスキャンして、モニターをすっぽり覆うカバーを設計します。
完成したモニターカバー。 カタリスト本体を取り付けるためのボールマウントを取り付けています。
装着したいデバイスに合わせ、マウントを製作すれば、使い方の幅も広がります。
モニターカバーの裏側です。
空洞部分に純正ナビのモニターがすっぽり嵌り、サーキット走行中でもずれたり、抜けてしまうことはありません。
装着前。
装着後。実際にモニターに被せてみます。
カタリストを取り付けてみました。
視認性、操作性が格段に向上しました。
サーキット走行が終了したら、カバーを外して通常のナビに復帰可能という便利なアイテムです。
アバルト124スパイダー、またはNDロードスターに、データロガーやラップモニターなどをスマートに取り付けたい方におススメです! その他、アイデア次第でいろいろ使えるのではないでしょうか。
RIPでは、お客様からの「あったら便利」というパーツを積極的に製作いたします。
マイナーな車両で市販品がない、ちょっと特殊な用途など、ニッチな需要にこそ3Dプリンターが活躍します。
お気軽にお問い合わせください。
スタッフの高橋です。
今回はアバルト124のクラッチ&フライホイールを交換します。
ミッションを降ろす為に内装やミッション周りの部品を外していきます。
取り付けさせていただくクラッチとフライホイールはCLUTCH MASTERSの部品になります。
右が純正部品になり、左が今回付ける部品になります。
こちらのアバルト124はサーキットで走っておられるので次の走行での変化が楽しみです。
作業のご依頼をいただきありがとうございました。
スタッフの高橋です。
今回はアバルト595の車高調取付をしていきます。
取付する車高調はHKS VIITSです。
欧州車それぞれのテイストを活かしつつ、クルマトータルでの走り心地を追求した商品になります。
純正の足廻りを外していき、車高調を取り付けていきます。
最後にお客様のご希望の高さに調整して作業完了です。
作業のご依頼をいただきありがとうございました。
スタッフの高橋です。
今回はアバルト124にロートラのステンレスメッシュブレーキホースを取付させていただきます。
純正のホースと比べてホースの膨張率が抑えられしっかりとしたブレーキフィーリングになります。
こちらのアバルト124はサーキットを走られているのでブレーキ面でしっかりと効果が現れると思います。
私も純正のホースからステンレスメッシュブレーキホースに交換した時、ブレーキフィーリングがカチッとした感覚があったので効果が感じられました。
作業のご依頼をいただきありがとうございました。
RIP広報の原です。アバルト695の大掛かりな修理をさせていただきましたので、ご紹介いたします。
こちらの車両は、「70°Anniversario(セッタンタ アニヴェルサーリオ)」といって、アバルトの70周年を記念した限定車です。
これまでサーキット仕様として仕上げてきましたが、数ヶ月前に鈴鹿サーキットにてスポーツ走行中にクラッシュを喫してしまい、全面から右側面を大きく損傷。
今後もこのクルマでサーキットを走りたいというオーナー様の思いにお応えし、修理をさせていただきました。
まずは、損傷状況の確認です。
右フロントフェンダー、ボンネット、フロントバンパー、フロントガラス、ヘッドライトに右ドア、右サイドスポイラー、右リアフェンダーなどが破損。 サブフレームやラジエターコアサポートにも歪みが…。 G-TECHのインタークーラー本体は無事でしたが、ホースが破損。 その他、ラジエーターなど様々なパーツの交換が必要となる大掛かりな修理となります。
フレームは一部交換、直せる個所はフレーム修正機で修正します。
オーナー様と相談の結果、ほぼサーキット走行専用の車両ということもあり、外板部品はできるだけ中古を使用し、その代わりにボンネットやフロントフェンダーを社外品に交換、また、色もフェラーリのレッド、ロッソコルサに全塗装することになりました。
右ドアは、中古パーツと交換です。 右リアフェンダーは、鈑金で直していきます。
ラジエター、インタークーラーなど車両前面の部品交換も完了し、いよいよTHREEHUNDRED製フロントワイドフェンダーキットを取り付けます。
片側で7mmワイドになり、トレッドを広げたり、太いタイヤを履かせたり、セッティングの幅が広がります。
タイヤハウス内のエアを排出するダクトの入ったTHREEHUNDREDのフェンダーにセッタンタ アニヴェルサーリオのフェンダーアーチを取り付けることはできません。 そこで、このオーバーフェンダーに合わせたアーチを3Dプリンターを製作。
フェンダーアーチは、セッタンタ アニヴェルサーリオであることを主張する重要なパーツなので、デザイン的にどうしても欲しいところ。 あたかも純正のように、車両全体に馴染むようワンオフ製作しました。
部品の組付けが終了し、動作確認のテスト走行も完了。 これからオールペンの準備です。
各パーツを取り外して、足付け作業を行います。
ボディのマスキングをして、いよいよ塗装です。
まずは下地の色を統一するために下塗りをします。
赤は隠蔽力が弱く、下地が透ける色なので、表面の赤の下にくすんだ赤を塗装します。
下塗り完了後に、いよいよ上色のフェラーリレッド、「ロッソコルサ」を塗ります。 色が染まるまで塗り込みます。
最後にクリア―を何層も塗って完了です。
続いて、オーバーフェンダーとサイドスポイラーをセッタンタ アニヴェルサーリオのグレーで塗ります。
この部分はセッタンタ アニヴェルサーリオの証として、純正色を継承します。
フロントバンパーやフロンフェンダー、リアゲートなどの塗装です。
ボディ同様の手順でフェラーリレッドに塗っていきます。
ボンネットは、UNLIMITED製のカーボンボンネットに交換。
フロントの上部に位置する部品の軽量化はハンドリングにも好影響を与えます。
フロントバンパーの開口部は、純正ロアグリルを撤去し、ハニカムメッシュのストーンガードを取り付けました。
ドライバーの気分を上げる(?)ロゴステッカーでデコレーション。
オーナー様に作成して頂いたデザイン案をベースに、オリジナルのゼッケンを製作いたしました。
最後に、サスペンションをHKSのストリート用からサーキット用にアップグレードいたしました。
恐らく世界に1台のロッソコルサ・セッタンタ アニヴェルサーリオ、完成です。
オーナー様には、長らくお待ち頂きましたが、ご満足いただける仕上がりになったのではないでしょうか。
再びサーキットを走行でき、695も喜んでいる事でしょう!
これからまたサーキットを楽しく走っていただけたら嬉しく思います。
お仕事をいただき、ありがとうございました。
スタッフの高橋です。
今回はアバルト124にロートラのステンレス製ブレーキホースの交換です。
こちらのお車はサーキットで走行されているアバルト124になります。
純正と比べて膨張しにくく衝撃や摩耗に強くブレーキタッチも変わってきます。
自分の車もステンレスブレーキホースに変えてブレーキのタッチがカチッとした印象があります。
純正ホースを外して交換していきます。
サーキットでの効果が楽しみです。
作業のご依頼をいただきありがとうございました。
スタッフの高橋です。
今回はアバルト124にクスコLSDを取付させていただきます。
こちらのアバルト124はサーキットを走っておられるので、LSDを入れる事でコーナーでの効果がすごく出ると思います。
まず、デフを車体から降ろしたいのですがメンバーが邪魔をしているので少しずらします。
デフが降ろせれば分解していき、液状ガスケットをキレイにして、組んでいきます。
作業のご依頼をいただきありがとうございました。
RIP広報の原です。
FIAT500が鈑金修理のため、ご入庫いたしました。
ご入庫の車両は、グリーン・レッド・グリーンのストライプがお洒落な「500 by Gucci」。
2011年から2012年の2年間のみ限定販売されたモデルです。
フロントバンパー&フェンダーの擦りキズを修理いたします。
パテを薄く塗って、自然な仕上がりになるよう整形します。
研磨してサフェーサーを塗り、下地処理をします。
車両を塗装ブースに移し、ボディ同色に塗装します。 丁寧にムラなく重ねて、最後にクリアを塗装。
仕上げ磨きをして修理は完了。
元通り、綺麗に直りました。
お仕事をいただき、ありがとうございました。
RIP広報の原です。
アバルト595のブレーキローターとパッドを交換させていただきましたので、ご紹介いたします。
こちらのオーナー様は、サーキットを走られているため、ブレーキはスポーツタイプを取り付けます。
ブレーキローターは、ASSOからリリースされているASSPIDEスリットローター。
制動力と排熱性に優れたローターで、価格もリーズナブルなので、ストリートユーズのみの車両にも補修用としてお奨めです。
パッドは、エンドレスMX-72です。 ラジアルタイヤでのサーキット走行に適した摩材ですが、ストリート走行においてもダストやノイズに悩まさせることのない、守備範囲の広いパッドです。
交換完了。 (パッドの当たり面の塗料は納車前に削り落とします)
ターボからインタークーラーまでのホースが一部破損してオイルが滲んでいました。
赤枠が破損個所です。 経年劣化ではなく、何らかの外的要因による破損に思われます。
フィアット純正品はパイプとホースのセット供給のみで、非常に高額でした。
そこで、海外から社外品のシリコンホースを取り寄せて交換させていただきました。
インタークーラーホースの劣化や破損もよく起こるトラブルとして挙げられますので、時々点検が必要です。
これでまたサーキット走行を楽しんでいただけると思います。
お仕事をいただき、ありがとうございました。
RIP広報の原です。
近年アバルトチャレンジ参加車両へのサポートさせていただいているためか、県外から124スパイダーをサーキット仕様にするお仕事を数多くいただいております。
今回は奈良県のお客様よりロールケージ、バケットシート、4点シートベルトのご依頼をいただきましたので、取付作業の様子をご紹介いたします。
ロールケージとは、クラッシュ、横転時に乗員を守るために室内に張り巡らせるパイプフレームのこと。
サーキットによってはオープンカーで走行する際に必須の装備となります。
今回取り付けさせていただいたロールケージは、キャロッセ製リア4点式です。
シートを取り外します。
さらに、シートバックバーベゼルを外して、ロールケージのフィッティングをします。
仮組して、それぞれバーの位置関係を調整し、穴を開ける位置を決めていきます。
ボディへ穴開け加工をしてロールケージを本固定していきます。
ボディ取付部には防錆処理も施します。
ロールケージが取り付けられたら、次はバケットシートです。
ご注文いただきましたバケットシートは、RECARO RS-G GK。
カムイxグラスメッシュ素材のタイプで、ブラックとレッドのコンビネーション。
日本人の体型にフィットしやすく、普段使いとの親和性も高いモデルです。
最後にサベルトの4点式シートベルトを取り付けて、作業は完了です。
ブラックのレーシングスーツをご使用とのことでしたので、安全面から敢えてコントラストの高いレッドをお選びいただきました。
この度はお仕事をいただき、ありがとうございました。
生産中止になってしまった124スパイダーですが、まだまだ盛り上げていきたいと思います。
代表の土肥が参戦しているアバルトチャレンジへ(関西地区)の参加台数も増えてきましたし、124スパイダーの競技用マフラーも販売しましたので、よろしくお願い致します!